センター試験の「世界史」で"満点"だった女子高生 「工夫と努力の天才」と称賛されるワケ

    予備校講師「精神力や勉強への意欲は称賛に値します」

    今年の大学入試センター試験で、ある女子高生が世界史に挑みました。自己採点の結果、見事「満点」。

    彼女がすごいのは、たゆまぬ努力が実を結んだから。1冊の問題集が、努力の大きさを物語ります。こちらをご覧ください。

    写真をTwitterに投稿したのは、オンライン予備校「学びエイド」世界史講師の鈴木悠介さん(@yuusuke_suzuki)。次のように言葉を添えて、ツイートしました。

    今年のセンター世界史で満点を取った生徒の「東進一問一答」。もはや原形をとどめず、凄まじいオーラを放っている。

    女子高生が愛用するのは、東進ブックスの「世界史B一問一答」。

    付箋やマーカー、書き込みがいたるところにあります。表紙には地図を貼り、彼女の努力と工夫が一目で伝わってきます。

    この一冊さえあれば、世界史の復習は大丈夫。自信にも繋がったことでしょう。

    彼女は、鈴木さんが出張講義で出向いた高校の生徒でした。

    満点だったと報告を受けると、鈴木さんは「それは凄い!おめでとう!自分の勉強法が正しいと証明されたようで嬉しいだろう!」と声をかけた、とBuzzFeed Newsに話します。嬉しそうに、はにかんでいたそうです。

    問題集を見ると、真似をしたくなる人もいるはず。しかし、作業自体が「目的化」すれば、悪い方向に進む、と鈴木さんは忠告します。

    「特に几帳面な女子生徒に多いのですが、勉強から無意識に逃げるあまり、作業自体を目的化してしまうことがあります」

    「しかし、この生徒は作業に溺れず、ストイックに暗記という苦行から逃げなかった。その精神力や勉強への意欲は称賛に値します」

    全国の受験生へ

    鈴木さんの投稿は、たちまち拡散。1月17日午後3時現在、6万件以上リツイートされています。

    「注目したいのはしっかり内容理解もできている所」「工夫と努力の天才」などと絶賛されています。

    国公立大2次試験までもう少し。私立大の入試を見据え、最後の追い込みに励む人も多いです。

    そんな受験生たちに向け、鈴木さんはこうメッセージを送ります。

    間近に迫る入試を前に、不安に押しつぶされそうな人も多いでしょう。でも、あと少しです。


    夜明け前が一番暗い


    苦しみの先の歓喜を思い描きながら、どうか最後まで走り抜けてください。
    健闘を祈ります。

    BuzzFeed JapanNews